殺戮の天使ホラーハウス 体験レポ(長め)
こんばんは!
夏といえばお祭り、花火、帰省などいろいろありますが……
怪談やお化け屋敷なんかも風物詩のひとつですよね。
というわけで、殺戮の天使ホラーハウス Floor6の体験レポを書きたいと思います。
このイベントは、新宿で8/1~8/14の期間限定で開催していた、ウォークスルー型のお化け屋敷。
フリーゲーム「殺戮の天使」の世界観を忠実に再現した内装になっております。
私は8/8と最終日である8/14に、2回ずつ、合計4回体験してきました。
普段は「inSPYre」というスパイ体験型アトラクション(こっちも普通に興味ある)なのですが、その敷地を存分に活かした作りになっていました。
感想としては、殺戮の天使を知っていなくても楽しめるお化け屋敷。しかし、この作品を知っているともっと楽しめる内容となっています。ここに誘われたのがきっかけでゲームを全部クリアしてきたのですが、予想以上の再現度でしたよ!
ウォークスルー型お化け屋敷といえば、だいぶ昔に妹と一緒に入って、追いかけられるシーンで妹に置いていかれた思い出しかなかったですが……(今回もそんな妹と一緒に体験してきました)
こちらは殺戮の天使に出てくるキャラクター(に扮するキャストさん)が驚かし役をしているので、怖さも半減!(当社比)(それでも急に出てくるとビビる)(コーナーで差をつけろ)
そして何よりそのキャラクター達のファンサの嵐がすごい。
どれくらいすごかったか、ホラーハウス内のレポも交えて記していきます。
最初のB6エリアにて、ザック(包帯を巻いている殺人鬼)が驚かしてくるシーンにて。
キーワード(ホラーハウス内にあるキーワードを集めると特別なものが貰える)を手術室手前で探していると、様子を伺っていたザックが背後でうろうろ。
気配に気付いて振り向くと、ザックらしいポーズを取ってくれていました。思わず「ザックっぽい…!」と感激した。
手を振ると控えめに手を振り返してくれました。(これもまたザックらしい)
余談ですが最初のイラストは3回目に体験した時のもので、仕掛けを発動させて驚かした後、私達の反応を見て爆笑するザックに「なんてヤツだーーーー!!!!」と指差した時にダッシュで追いかけられ襲われた、という絵です。(めっちゃ速かった。その後「早く行け!」と顎でつかわされました。その節はどうもすみませんでした……)
手術室を抜けると、ダニー(少し変わったカウンセリングの先生)のフロア、B5エリアになります。
目玉が入った瓶がたくさんある棚の部屋を抜け、ふと後ろを振り向くと静かに佇むダニー先生が。特に何もしてこないので、そのまま通り抜けようとすると………
バンバンバンバン!!!!!とロッカーを叩き鳴らしながら軽い身のこなしで追いかけてきます。
初見「おわあああああああああああ!!!!!!!!」と色気のない悲鳴を上げながら逃げました。ええ逃げましたとも。
何回入ったって追いかけられたら逃げますよね!!?(知らん)
しかしなんとか慣れはして、追いかけられた後振り向いてダニー先生を確認する余裕はできました。
「ダニーばいばい!」と手を振ると、優しい笑顔で振り返してくれる。
ホラーハウス内での和む一幕。
ダニー先生と別れ、狭いダクトや死体人形が置いてある通路を抜けると、今度はエディ(覆面を被った墓掘りの少年)のフロア、B4エリアへ。
ここには作中に出てきたレイチェル(主人公)のためにエディが作ったお墓や、ザックにもと一応作ったお粗末なお墓もありました。細かい…!脱帽。
布を捲らないと進めないという恐ろしい狭い迷路内で待ち受けていたのは………
そう、エディ!!彼が潜んでいる布を捲ろうとすると、ゲーム内でも使われいた可愛らしい笑い声とともに急に出てくるので、視界いっぱいのエディ。(もちろん叫んだ)
実は彼、出てくる前からちょこっとだけチラリズム的に姿が見えていたので、「あ、エディいるな」とわかっていたのですが、それでも急に出てこられると一瞬ヒヤッとするわ。
ここで追われたら確実に死ぬな。と思っていたのですが、追いかけてくるどころか「こっち」と指差して道を教えてくれるという親切。かわいい。「ありがとうね~」と手を振ると振り返してくれる。さっきから思ってたけどホラーハウスとは、お化け屋敷とは一体………。
今更ですが、施設内は完全に仕切られているわけではないので、前や後ろの団体の絶叫や声がダダ漏れになってるんです。つまり私の色気のない絶叫もダダ漏れなのである。
3回目に入った時は前の団体の大絶叫の相乗効果で心拍数がバチ上がりな上、一番後ろにいたので追いかけられ系は全部被っていたので、しっかりばっちり怖かったです!よ!!
さて、エディのエリアを抜けると、お次はキャシー(ドSな女看守)のフロア、B3エリアです。
キャシーはゲーム内でもエピソードの中盤辺りまで映像や音声のみでしか姿を現さなかったので、このホラーハウスでもそのようになっています。
電気椅子や毒ガス部屋での拷問…!特に電気椅子のシーンは作中にもあった黒い人形が配置されているため、原作を知っていると思わずニヤリとしてしまうシーンにもなっていますね。
毒ガス部屋からダクトを抜けて脱出すると………なんと。
白い服に長い前髪の貞子のような幽霊が追いかけてくるではありませんか!!!
この方、作中には一切出てこないキャラクターなので、完全に油断した人も多いのではないでしょうか。私もそのひとりです。
キャストさんの本気を垣間見た瞬間でしたね………(腰を抜かしかけた人)
そんな本気な幽霊をやり過ごした後は、再びザックとのご対面。
やたらリアルな大量の死体人形の真ん中で佇むザック………
そっと横を通り過ぎようとすると、ゆっくり鎌を上げてくるザック。先頭の妹が斬られそうだったので「ザックが!!」と思わず声に出すと、妹が振り返るタイミングでぴたりと動きを止める。襲われずに済んだ…?
「こ、これだけなのか…?」とそのエリアの出口から抜けようとした瞬間―――
「ヒャハハハ!!」という原作SEとともに私に向かって襲ってくるザック!!
その時、理解した。本気でビビると足がすくんで動けない。
とても近かった。これがゲーム内の本物のザックだったらあっという間に死んでましたね………しかしこれも原作ファンからすれば立派なファンサになります。すっごい怖いけどね!!
それは妹も例外ではなく、団体の一番後ろが襲われる仕組みになっているので、先頭だった妹は襲ってもらえず「私は!?」とわざわざ戻ってきたくらいです(笑)2回目だった8日はそれほど混雑していなかったので、ザックがおまけで妹にも鎌を向け、最後に彼は私と妹の間にスッ…と鎌を静かにおろし縁まで斬ろうとしていました。(もちろん抗議した。構っていただきありがとうございました)
そのエリアを抜けると晴れてゴール。なのですが……キャシーが音声のみで登場し、このゴールこそ牢獄であり、飼い殺しになった事を嬉々として伝えてくれます。なんてこった。
しかし、キーワードを全て集め、出口にいる看守さんにそれを伝えると、クリア特典の手紙とともに真に脱出した事になります。
以上がホラーハウス内のレポになります。
また、期間中はキャラクターパネルの展示、限定グッズやカフェメニューも販売されておりました。
キャシーもいたのですが、撮り損ねました。(これは断罪案件…)
夏らしい各キャライメージのフレーバーのかき氷と、目玉を模したゼリーの入ったドリンク。おまけでコースターも付きます。
グッズはアクリルキーホルダーや缶バッジ等、どれもホラーハウスのためにデザインされた描き下ろしイラストを使ったものになっています。
こちらのグッズやカフェメニュー、なんと!
8月末まで、開催場所と同じ「inSPYre」内で販売継続しているようです!
期間中行けなかった方も、ホラーハウス限定のグッズやカフェメニューで殺戮の天使の世界観に浸ってみてはいかがでしょうか!